前世療法の思わぬ落とし穴

 思い出せる場合とは

 さて、私は催眠療法の専門家として数々の催眠療法セッションを
行ってきましたが、その中で退行催眠、特に前世療法が必要だった
催眠療法(ヒプノセラピー)は決して多くはありません。

 それは別にしても、退行催眠で幼少期や前世の記憶を
思い出せる方というのもせいぜい半数くらいなのが実際のところです。

 そもそも潜在意識は身を守るため、もし思い出してしまっては、
とても辛すぎてとても耐えられないようなことは決して思い出させることは
ないものなのです。

 そもそも人は忘れるべく理由があって物事を忘れてしまうものなのです。
思い出すにはそれなりの心の準備が出来てその時期に来た人で、
たとえ思い出したとしてもたとえ辛いことでも、平静さを失わないで、
冷静でいられる人に限られるものです。

 ブライアン・ワイス博士の小説の中でも、博士は自分の前世を
思い出していたわけではありませんでしたし、事実上それなりの段階に
到達してから思い出している節があります。

 思い出すには思い出して良い時期というものがあります。
決して潜在意識をこじあけて前世を思い出すものではありませんし、
そもそもそういうことはやろうとしてもできないものなのです。

 

 前世療法で思い出す記憶とは

 さて、催眠療法で退行催眠を行い思い出す記憶とは
どのようなものなのでしょうか?

 それは、まるでその出来事が今その場で正に起きているかのような
臨場感をもって、はっきりと生々しく思い出すものなのです。

あたかもそれが現実以上の現実であるかのように。
そしてそれは決して幻影ではなく、実際の(忘れていた)記憶なのです。

 そして、それと同時に今現在の本人の意識も鮮明にあるので、
同じ時間に過去の記憶(と感性)と現在の意識が同時に存在するため
過去の記憶を単に再体験するのではなく、現在の(より成長した大人の)目でも
体験し直して新たな認識を持ち直す結果となるのです。

もちろん、その時の過去の体験、事実そのものが変わるわけではありません。

 また、ぼんやりした記憶しか出てこない方もおりますが、それは、
そもそも催眠療法を行う上で思い出すべき記憶が特にない場合とか、
もし思い出した場合、辛すぎて正気でいられない場合だったりするのです。

 前世療法で記憶を思い出す意味とは

 催眠療法で幼児期や前世の記憶を思い出す意味というのは、
現在の問題の問題点が不明な場合で、その原因を探り当てるために
行うのです。

 決して、過去の辛い体験をわざわざ思い出すものではありません。
催眠療法は決して、過去の辛い体験を思い出して再体験すれば
問題が解決されるものではありませんし、

まして、わざわざ記憶に残っている嫌な経験を蒸し返していては
かえってそれを増幅させるだけで、何の解決にもつながりません。

 そんなものは催眠療法でもなんでもないエセ療法なのです。

 ブライアン・ワイス博士の小説でも博士はわざわざ辛い場面に
誘導したわけではなく、問題の原因を探っていったら、たまたま
思い出した場面は辛い場面だったということはお分かりでしょう。

 

 前世療法チェックポイント

まず、催眠療法は多くの場合、問題解決に前世療法などに使う退行催眠は必要ではありません。
何でも前世療法という施設は要警戒です。

前世療法でチェックすべき最大のポイントはまず、その思い出した記憶は必ず
本人の記憶と言う実感があるということです。
そこには通常、現在の人生の本人には知り得ない予想外の何かが含まれています。

つまり、セラピストがあれこれ作り出しているものがあったとすると、
明らかにそれは前世療法にも前世退行催眠にもなってないということです。

 現在、ご相談を無料にて受け付けてます。

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